| シリーズタイトル | A Fresh-Baked Mystery | |||||
| お料理名人の事件簿シリーズ | ||||||
| 著者 | Livia J. Washburn | 出版社 | Signet | |||
| 第1巻発行年 | 2006 | 最終(新)巻発行 | 2009 | 総巻数 | 4 | |
| 総語数 | ☆☆☆ 70,000〜 | 文字サイズ | 大きめ | |||
| 地域設定 | テキサス州 Parker郡 Weatherford | |||||
| 主人公 | Phyllis Newsom | 第1巻での年齢 | 60代後半 | |||
| 職業 | 元歴史教師、現在は退職教師専門の下宿オーナー | |||||
| レギュラー人物 | Dolly Williamson 元高校の校長、教育長。みんな頭が上がらない | |||||
| Carolyn Wilbarger 下宿人、元教師、Phyllisのケーキ作りのライバル | ||||||
| Eve Turner 下宿人、元国語教師、離婚歴4回 | ||||||
| Sam Fletcher 唯一の男性下宿人、元歴史教師・バスケットコーチ | ||||||
| Mike Phyllisの息子、保安官助手 Sarah 妻 Bobby 息子 | ||||||
| ペット | いない | |||||
| 英語レベル | ☆ | コージーミステリの中でもとくに平易 | ||||
| 年配で元教師の登場人物が多いので、スラングは少ない | ||||||
| ミステリ度合い | ☆☆ | TV2時間サスペンスレベル | ||||
| 著者サイト | http://www.liviawashburn.com/ | |||||
| シリーズ攻略法 | どの巻からでも始められます | |||||
| ぶひママンコンプリ度合い | 2/4 | |||||
| ぶひママンの主観的お好み | ☆☆☆ | |||||
| 元歴史の教師だったPhyllisは、子どもが独立し夫も亡くなって1人では家が広すぎると感じて、退職した教師専門の下宿屋を始めた。 趣味は料理とケーキ作り。地元のコンテストにもよく参加するが、下宿人のCarolynが手強いライバル。元教師だった経歴から、学校の資金集めの行事に協力してケーキを出品することも多い。そんな町の行事で事件が起きると、息子が保安官助手をしていることもあって事件調査に首を突っ込む羽目になる... 下宿人は女性限定のつもりでスタートしたが、退職教師達の誰もが頭の上がらない元教育長に頼まれ、妻を亡くした元歴史教師・バスケットコーチだったSamにも部屋を貸している。唯一の男性下宿人として力仕事などを引き受けてくれるSamはPhyllisに好意的な様子だが、離婚歴4回でまだまだ男性には積極的なEveの態度に少し気が揉めるPhyllis。 主人公とその仲間が60代中心という、高年齢の設定が異色。それだけにスリリングでハラハラするシーンの少ないユーモアミステリですが、事件を調べていく経過で、それぞれ現役時代には苦労もあったことが分かり、みなが今の平穏な生活を喜び大切にしている理由が分かります。それぞれ以前の職場でのボランティア活動も引き受けているので、地域の小学校・中学・高校の様子も描かれ興味深い。 このシリーズの一番の魅力は英語のやさしさ。いくら語彙レベルが低くても、会話部分にくだけた慣用表現やスラングが多いと日本人には分かりづらいもの。その点、元教師達の会話はきちんとした英語が多く、学校英語中心で学んできた人にも入りやすいペーパーバックといえるでしょう。 | ||||||
![]() | A Peach of a Murder: A Fresh-Baked Mystery Livia J. Washburn / Signet (2006-10-03) |
シリーズ第1巻
Phyllisが住む Weatherfordは桃の名産地。毎年夏には盛大なピーチフェスティバルが開催されます。今年こそ料理コンテストで優勝しようと意気込んで、特製のピーチコブラーで参加したPhyllisですが、審査委員長がそれを口にしたとたん急死してコンテストはお流れに...
自分への疑いを晴らすためには真犯人を突き止めるしかありません。おりしも町では桃園オーナーの事故死や高校の美人教師が車にひかれる事件も起きていて、平和な生活が脅かされています。 Phyllisの息子は保安官助手ですから、ちょっと捜査情報をリークして貰ったりして、推理を重ねます。
Corinne Holt Sawyerの、高級老人ホーム〈海の上のカムデン〉を舞台にしたシリーズはもう原作が入手できなくなって残念ですが、2匹目のドジョウ狙い?の高齢者グループホームものです。レギュラー登場人物たちは引退しているとはいえ、ボランティア活動で学校とのつながりはありますから、小学生のママさんとか30代の登場人物も出てきますし、様々な学校行事も紹介されるので、中高年以下の年齢層の方にも楽しめないことはないでしょう。とにかくやさしいですし。
ピーチコブラーについてはこちら
![]() | Murder By the Slice: A Fresh-Baked Mystery Livia J. Washburn / Signet (2007-09-25) |
シリーズ第2巻
小学校の新学期が始まって間もなくの一番の行事は、資金集めのための秋祭り。Phyllisは手伝いを頼まれる。どうやら、PTO(日本のPTA)の会長が熱心すぎて強圧的、他のメンバーに不満が募っているらしい。PhyllisとCarolynは秋祭り実行委員会にも参加する羽目に。そしてオークションに出すケーキ作りでまたもやCarolynとのライバル関係再燃!
いよいよケーキオークションが始まろうとしたときに悲鳴が聞こえ、ナイフで心臓を一突きされて死んでいたのは...そして凶器はケーキサンプルを切り分けていたナイフだった。誰がついさっきまで使っていたナイフを持ち出して犯行に及んだのだろう。金庫の中にあったはずの売上金も消えていて...
様々な学校の資金集め行事とその運営がくわしく描かれ、ミステリ以上に興味深い。
秋祭りは、以前はハロウィーンにあわせて開かれたが、いうまでもなく今は禁止、とあります。
絵本にはたくさんのハロウィーンをテーマにしたものがありますから、『いうまでもなく』禁止、という表現に
驚きます。
Lucy Stone シリーズ第3巻はハロウィーンが主要なテーマですが、警察官が小学校に出向き子どもたちに安全のための様々な約束事を周知徹底しています。本書はさらに新しいので、現在はTrck or Treat の行事は禁止されたと考えてよいのでしょうか?少し驚かされました。
![]() | The Christmas Cookie Killer: A Fresh- Baked Mystery (Fresh-Baked Mystery) Livia J. Washburn / Signet (2009-11-03) |
シリーズ第3巻
| シリーズタイトル | An Annabelle Archer Mystery | |||||
| ウエディングプランナー・アナベルシリーズ | ||||||
| 著者 | Laura Durham | 出版社 | Avon Books | |||
| 第1巻発行年 | 2005 | 最終(新)巻発行 | 2007 | 総巻数 | 3 | |
| 総語数 | ☆ 55,000〜60,000 | 文字サイズ | 大きめ | |||
| 地域設定 | ワシントンD.C. | |||||
| 主人公 | Annabelle Archer | 第1巻での年齢 | 20代後半? | |||
| 職業 | ウェディング・プランナー | |||||
| レギュラー人物 | Kate Annabelleの助手 | |||||
| Richard 料理ケイタラー | ||||||
| Alexandra 菓子職人 | ||||||
| Fern 美容師 | ||||||
| Maxwell カメラマン | ||||||
| Leatrice Annabelleのアパートのお節介な隣人 | ||||||
| Mike Reese 刑事 | ||||||
| ペット | いない | |||||
| 英語レベル | ☆★ | コージーミステリの中でもとくに平易 | ||||
| やさしい語彙で省略の多いTVドラマのセリフのような会話が多い | ||||||
| ミステリ度合い | ☆☆ | 謎解きよりも主人公の探偵行動経過を楽しむストーリー | ||||
| 著者サイト | http://www.lauradurham.com/index.html | |||||
| シリーズ攻略法 | どの巻からでも読み始められます | |||||
| ぶひママンコンプリ度合い | 2/3 | |||||
| ぶひママンの主観的お好み | ☆☆☆ | |||||
| AnnabelleはワシントンD.C.でかなり売れてきたウェディング・プランナー、式場・衣装・料理・招待状・音楽・写真家・ヘアドレッサー・リムジンから駐車場所確保まで結婚式に関する一切合切と、結婚式前に神経の高ぶる花嫁の相談役まで引き受ける。週60時間労働ではデートの暇もない。 セクシーでモテモテな、Annabelleの助手Kateやありきたりが嫌いでおしゃれなRichard、アパートのお節介な隣人で探偵ごっこ大好きな80歳になる老婦人Leatrice、その他Annabelleの仲間達の会話はてきぱきとユーモラス。 省略の多い会話文は、書き言葉中心に読んできた人には「知っているはずの単語ばかりでできた文の意味が分からない」現象があるかも知れません。同じ言い回しが1冊のうちに何度も出てきますし、意味はやさしいので慣れれば前後関係から分かるようになって来るはずです。 著者は実際にウェディング・プランナーだった人なので、結婚式が挙行されるまでのディティールが良く分かって楽しい。困ったちゃん花嫁に悩まされたストレスがこのシリーズで吐き出されているのでしょうか? シリーズ第1巻は2006年度アガサ賞最優秀処女長篇賞受賞 | ||||||


