| シリーズタイトル | Hannah Swensen Mysteries | |||||
| クッキー屋さんハンナシリーズ | ||||||
| 著者 | Joanne Fluke | 出版社 | Kensington Pub | |||
| 第1巻発行年 | 2000 | 最終(新)巻発行 | 2009 | 総巻数 | 13+1 | |
| 総語数 | ☆☆☆☆ 79,000〜87,000 | 文字サイズ | 大きめ | |||
| 地域設定 | ミネソタ州の小さな湖畔の町Lake Eden | |||||
| 主人公 | Hannah Swensen | 第1巻での年齢 | 29 | |||
| 職業 | 手作りクッキー店Cookie Jar経営者 | |||||
| レギュラー人物 | Andrea 妹、不動産エージェント Bill 保安官 Tracy 娘 | |||||
| Michelle 末の妹 | ||||||
| Delores 母 Normanの母Carrieとアンティークショップを経営 | ||||||
| Lisa Cookie Jarのパートナー | ||||||
| Norman Rhodes 歯科医 | ||||||
| Mike Kingston 保安官代理 | ||||||
| ペット | 茶ネコのMoishe | |||||
| 英語レベル | ☆☆☆ | 一文が長い傾向があるけれど、事実描写が詳しく、会話の | ||||
| 流れに「それってどういうこと?」というやりとりも多く、理解しやすい。 | ||||||
| ミステリ度合い | ☆☆☆ | 平均的コージーミステリレベル、伏線は張られている | ||||
| 著者サイト | http://www.murdershebaked.com/ | |||||
| シリーズ攻略法 | サイドストーリーの進展がほとんどなく、どの巻からでも読めます | |||||
| ぶひママンコンプリ度合い | 9/14 | |||||
| ぶひママンの主観的お好み | ☆☆☆☆ | |||||
| 大学で英文学を専攻し、教授職を目指していたHannahですが、父親の死をきっかけに生まれ故郷のLake Edenに戻り、手作りクッキーの店を開きました。お店の評判は上々、人口3,000人の小さな町の社交場として賑わっています。 Hannahの特技はクッキー作りだけではありません。おいしいものの前ではだれしも口が軽くなる。自慢のクッキーを手に聞き込みにまわり、町で起きた事件の犯人を突き止める名探偵でもあるのです。 教養もあり温厚で人当たり良く、きちんとおしゃれをすればかなり美人らしいHannahと、とにかく口の上手い不動産業で働く妹のAndrea、その夫で保安官助手のBillとおしゃまな娘のTracy、独身の男と見れば「娘の結婚相手に?」と目の色を変える母親Delores、人の心が読めるかのような愛猫Moishe、その他登場人物の多くは愉快で心温まる人達。折々紹介される美味しそうなクッキーのレシピ...まさに王道を行く正当派コージーミステリーです。これ以後「レシピつきミステリー」シリーズがたくさん出たことでも分かるように、アメリカでも人気のあるシリーズです。 また、刑事さんとのロマンスもコージーのお約束。Hannahの心はものすごくハンサムだけれどちょっと浮気者の保安官代理のMikeと、誠実だけれども風采の上がらない歯科医のNormanの間で揺れ動きます。早く決めなさいよ!と歯がゆい気もしますが、Hannahの決心がつくのはきっとシリーズ最終回なのでしょうね。 英語レベルは、ペーパーバック一般と較べればやさしいですが、コージーミステリとしては標準レベル。1文の長さもそこそこあり、ストーリーの長さも結構ありますが、「車を止めました、降りました、お店の裏口を開けました、入りました...」とベタな行動描写が続くので、途中に分からない単語があっても流れからの推測がやさしく、辞書を手放しやすいでしょう。ストーリーがほのぼのとして、不愉快な出来事が少ないので、あまり長さが苦にならず読み終えられます。 Hannahは気さくで教養を振りかざす人ではありませんが、もともと英文学の教授職を目指した人ですから、きちんとした言葉遣いをしますし、たまに妹の言葉遣いをたしなめたりすることがあります。英語力のレベルアップのために、お菓子関連の描写は適当に飛ばして読む、という男性ファンも少なくないシリーズです。 | ||||||
ストーリーの舞台はミネソタ州です。
Eden Lake という小さな湖は実在します。スペリオル湖の西端から少し内陸にはいった
ところです。

こんな景色のようです。
Hannah Swensen シリーズの中では、必ず Lake Eden と書かれていますので、Eden Lake
を連想させる架空の町ということではないかと思います。
Wikipedia に載っているEden Lake のデータによると、人口1,526人、世帯数532、425家族
とあります。同じ町に、両親と子どもがそれぞれ別の家を構えている家族が107あるということ
でしょうか?
98.62% White, 0.20% African American, 0.13% Native American, 0.13% Asian,
0.07% Pacific Islander, 0.46% from other races and 0.39% from two or more races.
とありますから、1,505人が白人で、黒人が3人、インディアンとアジア人が2人、
ハワイ人が1人、その他が7人、混血が6人!と計算できちゃいます。
アメリカの大都市にはあり得ない、白人ばかりの町ですね。
経済的にも、全米平均より少し豊かなようですが、こんな小さな町で何をして収入を得て
いるんでしょうね?
素人が探偵をするためには、小さな町が舞台でないといけません。
そんなに遠くまで調査に出歩けませんから。
そして小さな町で、犯人が簡単に絞り込めずに本1冊分のストーリーになるためには、
ほとんどが白人(ほとんどが黒人でもいいんですが)でないと、犯人が近隣の人の注意を
引かずに行動するのが難しいですね。
だからこんな町が舞台になる必要があるのでしょう。
Eden Lake という小さな湖は実在します。スペリオル湖の西端から少し内陸にはいった
ところです。

こんな景色のようです。
Hannah Swensen シリーズの中では、必ず Lake Eden と書かれていますので、Eden Lake
を連想させる架空の町ということではないかと思います。
Wikipedia に載っているEden Lake のデータによると、人口1,526人、世帯数532、425家族
とあります。同じ町に、両親と子どもがそれぞれ別の家を構えている家族が107あるということ
でしょうか?
98.62% White, 0.20% African American, 0.13% Native American, 0.13% Asian,
0.07% Pacific Islander, 0.46% from other races and 0.39% from two or more races.
とありますから、1,505人が白人で、黒人が3人、インディアンとアジア人が2人、
ハワイ人が1人、その他が7人、混血が6人!と計算できちゃいます。
アメリカの大都市にはあり得ない、白人ばかりの町ですね。
経済的にも、全米平均より少し豊かなようですが、こんな小さな町で何をして収入を得て
いるんでしょうね?
素人が探偵をするためには、小さな町が舞台でないといけません。
そんなに遠くまで調査に出歩けませんから。
そして小さな町で、犯人が簡単に絞り込めずに本1冊分のストーリーになるためには、
ほとんどが白人(ほとんどが黒人でもいいんですが)でないと、犯人が近隣の人の注意を
引かずに行動するのが難しいですね。
だからこんな町が舞台になる必要があるのでしょう。
![]() | Chocolate Chip Cookie Murder (Hannah Swenson Mysteries) Joanne Fluke / Kensington Pub Corp (Mm) (2008-01) |
シリーズ第1巻
Hannahはミネソタ州にある湖畔の避暑地Lake Edenでクッキー屋を営んでいます。ある日、高校時代はフットボールのスタープレイヤー、今は乳製品配達をしているRon LaSalleが胸を撃たれて...手にはHannahのクッキーを持ったまま...死んでいるのを発見しました。店の評判のために、また捜査を担当することになった保安官助手は妹の夫、その刑事昇進がかかっていることから、Hannahは捜査に協力して聞き込みをはじめました...評判のクッキーを手みやげに。 だっておいしいものの前ではだれしも口が軽くなるんですもの。
チョコレートチップクッキーには起源があります。1930年代にアメリカのボストン郊外にあった、Toll House Innという
小さな宿屋を経営していたMrs. Wakefieldがチョコレートクッキーを
焼こうとしたのですが、時間が無いため焼いているうちに溶けて
混ざるだろうと考え、刻んだチョコを溶かさずにそのまま混ぜ込んで
焼いたのが、チョコチップクッキーのはじまりなんだとか。
チョコチップがそのまま残ったクッキーは評判を呼び、Mrs. Wakefieldはネッスル社と契約し、
ネッスル社のセミスィートチョコの包装紙にMrs. Wakefield のチョコチップクッキーのレシピが
印刷されることになりました。Mrs. Wakefield は生涯にわたってネッスル社のセミスィート
チョコが供給されたそうです。
それで経営が順調だったのでしょうか、Toll House Innは現在もホテルとして営業されている
そうです。

チョコチップクッキーは、アメリカンサクセスストーリーの一つでもあるのですね。そして、
アメリカ人にとって、「クッキーレシピ」と聞いたら、まっさきに思い浮かぶのがチョコチップ
クッキーのものなのでしょう。
ですから、大学院での生活を諦めて故郷に戻りクッキー屋さんを開いたHannahが
主人公の、この「レシピ付き」シリーズの第1巻がチョコチップクッキーなのには深〜い
意味があったようですね。
ネッスル社の公式サイトはこちらをクリック!
![]() | チョコチップ・クッキーは見ていた (ヴィレッジブックス) ジョアン フルーク / ヴィレッジブックス (2003-02) |
Hannah Swensen シリーズ第1巻の翻訳
上條ひろみさんの訳は自然でいいですね。登場人物の会話の雰囲気も、そのまま日本語に出ているように感じられ、原書と翻訳の間に違和感がありません。
タイトルは原作よりも翻訳の方が凝っていて、味がありますね。
案外こんなところも、このシリーズの人気に一役買っているかも知れません。











