| シリーズタイトル | Jane Jeffry Mysteries | |||||
| 月曜ゴールデン ご近所探偵・五月野さつき 原作 | ||||||
| 著者 | Jill Churchill | 出版社 | Avon Books | |||
| 第1巻発行年 | 1989 | 最終巻発行 | 2007 | 総巻数 | 16 | |
| 総語数 | ☆ 48,000〜60,000 | 文字サイズ | 大きめ | |||
| 地域設定 | シカゴ郊外 | |||||
| 主人公 | Jane Jeffry | 第1巻での年齢 | 30代 | |||
| 職業 | 未亡人の専業主婦、シリーズ後半では仕事を模索 | |||||
| レギュラー人物 | Mike、Katie、Todd Janeの長男・長女・次男 | |||||
| Thelma Janeの亡くなった夫の母 薬局経営 | ||||||
| Uncle Jim Janeの相談役、おじではなく父の昔の同僚 | ||||||
| Michael 父、国防省の役人 Cecily 母 Marty 疎遠な妹 | ||||||
| Shelley 隣家の主婦・探偵仲間 | ||||||
| Paul、Denise、John Shelleyの夫・長女・長男 | ||||||
| Mel VanDyne 刑事 | ||||||
| ペット | 小鳥や小動物なら捕まえちゃう獰猛な猫MamとMeow、臆病な犬Willard | |||||
| 英語レベル | ☆☆☆ | コージーミステリとしては標準的 | ||||
| 書き出しに凝る作者で、最初の1〜2ページは難しい単語の出現度が高い | ||||||
| ミステリ度合い | ☆☆☆☆ | コージーとしてはなかなか ただしシリーズ終盤で下がる | ||||
| 著者サイト | http://www.cozybooks.com/ | |||||
| シリーズ攻略法 | 第1巻のあとは、適当に間引いて古い順、でも楽しめる | |||||
| ぶひママンコンプリ度合い | 10/16 | |||||
| ぶひママンの主観的お好み | ☆☆☆☆☆ ただし最終巻は☆☆ | |||||
| 未亡人になったばかりのJaneは、夫の残した生命保険金と夫の家業に出資していた配当金とで、なんとか専業主婦としてシカゴ郊外で3人の子どもを育てています。愛読書はミステリー、町に起きた事件に巻き込まれては隣家の親友Shelleyと探偵をする、というシリーズ。あちこちに伏線も張られているし、犯行動機もトリッキーで意外性があり、コージーミステリーとしてかなりの水準です。第1巻はアガサ賞・マカヴィティ賞最優秀処女長編賞を受賞しました。 3人の子どもたちが成長していく様子もシリーズを楽しいものにしています。子どもたちの成長を楽しみに読むなら、5巻・7巻・8巻は欠かせません。もちろんJaneにはボーイフレンドもできますが、2人の仲の進行は信じられないくらいとってもゆっくりです。作者は最初から何十冊も続けるつもりだったのかも知れませんね。名作・名画をもじったタイトルも楽しい。 町中が知り合いのような、住み心地の良い小さな地方都市を舞台にすることが多いコージーミステリでは、1巻で善良そうだった人が2巻で突然犯人、という訳にはいかないでしょう。毎回よそからやって来た人が犯人ではすぐばれてしまいます。作者の苦労のしどころかと思います。このJane Jeffryシリーズでは、Janeの親族と友人Shelley、刑事のMel VanDyneのみは毎回登場しますが、Janeを取り巻くコミュニティは巻毎にすっぽり取り替えられ、それぞれの巻のPTAや講習会仲間、教会バザーの仲間はまったく顔ぶれが違う、というシリーズ物としては大胆な手法をとっています。「この人は前巻でどんな人だったかしら?」と探してもいませんので。 TV番組、月曜ゴールデン『ご近所探偵・五月野さつき』の原作ではありますが、テレビ番組のストーリーは犯行動機やトリックに至るまで、原作からずいぶん改変されることがあります。隣家の親友Shelleyは原作では主婦ですが、テレビでは年齢的にもJaneよりかなり年下で女優という設定。ちょっと違和感を感じます。 | ||||||
ストーリーの舞台はシカゴ郊外です
冬にはこんな風に雪が降るようです。
![]() | Grime and Punishment (Jane Jeffry Mysteries) Jill Churchill / Avon (1992-06-01) |
シリーズ第1巻
ある日隣家Shelleyの家で掃除婦が殺された。犯人はJaneやShelleyのPTA仲間の1人らしい。ミステリー小説愛好家のJaneは1日も早く以前の平穏な生活を取り戻すべく、Shelleyとも協力して犯人探しを始めた...といっても2人はあくまでも主婦、子どもの送り迎えや学校の資金集めのパーティーなどで忙しい合間を縫って、持ち寄りパーティーの器を返しに行くついでなどに関係者の証言を引き出し、推理を進めます。
タイトルは当然 Crime and Punishment 『罪と罰』のもじり。
![]() | ゴミと罰 (創元推理文庫 (275‐1)) ジル・チャーチル / 東京創元社 (1991-08) |
Jane Jaffry シリーズ第1巻の翻訳
Janeの言葉遣いが、八百屋さんか魚屋のおばちゃんみたいで馴染め
ませんでした。Janeはもう少し奥様っぽい口の利き方するのではないかと..
車を買い換える余裕がない、とか学資が大変といいながらも、とにかく
夫の残した家と生命保険金、夫の実家の事業に投資した配当金で当面
3人の子どもを育てていける、ということは、夫が生きていたときの経済
状況は平均以上だろうと想像します。隣家のShelleyの夫もちょっとした
食品チェーンのCEOのようですし、Janeが住んでいるのは、
こんな所じゃなくて...アメリカにもマッチ箱住宅はあるんですね〜
でも、プールのあるおうちがたくさんあって、テニスコートがあるおうちも
見かける、というほど高級でもないようだし...こういうおうちの奥様は
紺と白のボーダー柄のニットにベージュのカプリパンツ、シャネルのバレー
シューズを履いていたり、ブランド物ピンクのジョギングウェアで走ったり
しそうじゃありません?
まあ、この程度なのかしら?
この3枚の写真は、シカゴではなく航空機内から撮影したデトロイト
のものです。空港に近づくほど住宅(の敷地)が小さくなりました。
Janeの家から空港まで3〜40分みたいではありませんか?ですから
こんな感じかなぁ?と
![]() | Farewell to Yarns (Jane Jeffry Mysteries) Jill Churchill / Avon (1991-12-01) |
シリーズ第2巻
Janeがクリスマスバザー用の編み物に苦戦しているところに、Janeが新婚時代に仲良くしていた友人Phyllisが尋ねて来るという。Phyllisの夫はコンピューター業界で成功し、カリブ海に島を所有するほどの大金持ちになっている。Phyllisは甘やかされて我が儘放題の息子を連れて現れた。しかし彼はハンサム、Janeは娘が心配になるが、Phyllisはすぐ売り出し中の邸宅を購入し移っていった。Janeがホッとするのもつかの間、翌日Phyllisは死体で発見された。Janeはバザー準備の合間を縫って、古い友人の死の真相を探ることになる。
Janeの新婚時代の暮らしぶりが分かります。犯行動機・トリックは、コージーミステリにありがちなものではなく、意外性があって楽しめます。
タイトルはA Farewell to Arms 『武器よさらば』のもじり。











