Lucy Stone Mysteries

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 シリーズタイトルLucy Stone Mysteries
   
 著者Leslie Meier出版社Kensington
 第1巻発行年1991最終(新)巻発行2010総巻数15+2
 総語数☆☆ 45,000〜69,000文字サイズ小さめ
 地域設定Maine州の小さい町Tinker Cove(架空の町) 
 主人公Lucy Stone第1巻での年齢30代前半
 職業パートタイム主婦、3児の母、やがて4児の母に
 レギュラー人物Bill 夫、大学出だがボヘミアンな大工。以前はウォール街の金融マン
  Toby、Elizabeth、Sara、Zoë 長男・長女・次女・三女
  Miss Tilley 図書館司書 LucyがTinker Coveに来て最初の友人
  Sue 保育園所長、Lucyの親友
  Ted 地元新聞の編集長
  Chief Crowley 警察署長
 ペットいない
 英語レベル☆☆コージーミステリとしてもやさしい
  
 ミステリ度合い☆☆☆平均的コージーミステリレベル
 著者サイトhttp://www.fantasticfiction.co.uk/m/leslie-meier/
 シリーズ攻略法子どもたちがどんどん成長するので、古い順に読むことをおすすめ
 ぶひママンコンプリ度合い6/15
 ぶひママンの主観的お好み☆☆☆☆☆
  

 Maine州の小さい町Tinker Coveに住む4児の母、パートタイム主婦のLucy Stoneがなぜか一見平和そうな田舎町に起きる事件に巻き込まれ、素人探偵として活躍するシリーズ。

 このシリーズの魅力は、コージーミステリとしてもやさしめの英語と等身大の主婦像です。Lucyは幼児の世話に明け暮れてたまの息抜きにも夫に気兼ねし、子どもたちが小学生になれば習い事の送迎に忙しく過ごし、やがて反抗期の子どもに手を焼きます。パートタイムで働いてもいて、家事と仕事を両立させてさらに素人探偵までするために、家族の協力を得る苦労が絶えません。子どもの習い事や進学を巡っては家計のやり繰りとママ友との付き合いに気苦労もありますし、やがて40代になると、家事だけの毎日に飽きたらず大学の講座を受講したり、夫婦の間にときめきがなくなっていることに物足りなさを感じたり...主婦としての悩みはアメリカでも日本でもほとんど変わらないことに驚かされます。

 シリーズものミステリは長年かかって刊行される間、主人公はほんの少しずつしか年をとらないのが通例ですが、本シリーズは刊行年月とともに年齢を加え、子どもたちもどんどん大きくなりますし、町の暮らしにも変化があります。町中が知り合い同士で、お互いの間の暗黙のルールが大きく支配していた田舎町から、新しい住民の流入と共に都市化し画一化されていく変化の過程で抱える痛みや、景気の低迷で予算が切りつめられる学校行政の問題点など、主婦が関心を払うレベルで社会・経済問題にも触れられます。登場人物の性格設定が等身大で、ストーリーをユーモラスにするために性格が誇張された脇役などが出てきません。コージーミステリの軽さが好きになれない方にも、このシリーズのリアリティには満足して貰えそうです。ホームステイ感覚を楽しめるシリーズとしてはイチオシです。 

 単語がやさしくスラングもほとんど出てきませんし、大人向けの本として英語はかなりやさしめです。1章が5〜7ページでサクサク進む感じも嬉しい。これで文字が大きめならいうことなし、なんですが、残念ながら文字は細かいです。Thorndike Press からラージプリントも発売されていますが、ハードカバーで高価です。

 なお、Lucyと夫がNew Yorkでの都会生活を捨てTinker Coveに移り住むことになった経緯や、Lucyが新しい町に馴染むまでの苦労については、Joanne Fluke、Laura Levineと3人の著作を集めたオムニバスCandy Cane Murder ISBN:9780758221995に収録されています。

                            
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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