最近のエントリー

A Peach of a Murder: A Fresh-Baked Mystery 桃のデザートには隠し味 [お料理名人の事件簿1] (ランダムハウス講談社文庫) Murder By the Slice: A Fresh-Baked Mystery かぼちゃケーキを切る前に (ランダムハウス講談社文庫 ウ 3-2 お料理名人の事件簿 2) The Christmas Cookie Killer: A Fresh- Baked Mystery (Fresh-Baked Mystery) クッキー交換会の隣人たち (お料理名人の事件簿3) (ランダムハウス講談社文庫) Capital Mysteries #1: Who Cloned the President? (A Stepping Stone Book(TM)) Better Off Wed: An Annabelle Archer Mystery ウエディングプランナーは眠れない (ランダムハウス講談社文庫) For Better or Hearse: An Annabelle Archer Mystery ウエディング・プランナーは凍りつく (ランダムハウス講談社文庫) To Love and To Perish: An Annabelle Archer Mystery (Annabelle Archer Mysteries) ウエディング・プランナーは狙われる (ランダムハウス講談社文庫) Mistletoe Murder (Lucy Stone Mystery) メールオーダーはできません (創元推理文庫 M メ 2-1) Tippy Toe Murder (Lucy Stone Mysteries) トウシューズはピンクだけ (創元推理文庫) Trick or Treat Murder (Lucy Stone Mysteries) ハロウィーンに完璧なカボチャ (創元推理文庫) Back to School Murder (Lucy Stone Mysteries) 授業の開始に爆弾予告 (創元推理文庫) Valentine Murder: A Lucy Stone Mystery (Lucy Stone Mysteries)

High Heels Mysteries

| コメント(0) | トラックバック(0)
  シリーズタイトル High Heels Mysteries
     
  著者 Gemma Halliday  出版社 CreateSpace
  第1巻発行年 2011 最終(新)巻発行 2011 総巻数 8
  総語数   文字サイズ Kindle版です
  地域設定 ハリウッド
  主人公 Maddie Springer 第1巻での年齢 29
  職業 靴のデザイナー
  レギュラー人物 Dana 女優志願のエアロビクストレーナー  
    Mrs. Rosenblatt ママの親友、占い師
    Ralph (Faux Dad) 義理の父、美容サロン経営者
    Marco 美容サロンの受付係
    Felix Dunn タブロイド紙の記者
    Jack Ramirez LAPDの刑事
     
  ペット いない
  英語レベル ☆☆ コージーミステリとしてもやさしい
                       ハリウッドものとしてはスラングが少ない方
  ミステリ度合い ☆☆ 謎解きよりも、ラブコメとして楽しむように書かれている
  著者サイト http://www.gemmahalliday.com/books_adult/
  シリーズ攻略法 人間関係の進展が早いので巻数順に読まないとネタバレしてつまらなくなる
  ぶひママンコンプリ度合い 5/8
  ぶひママンの主観的お好み ☆☆☆☆
   Maddie Springerは幼い頃からミラノのショーに出られるようなファッションモデルを夢見ていたが、中学生2年生頃にはそんな身長になれるはずがないとわかる。ファッションへの夢は捨てきれず、デザイン学校で学び靴デザイナーとして、なんとか生計を立てられる程度には稼いで、サンタモニカの海の近くのワンルームで暮らしいる。身長155㎝ほどの小柄でハイヒールが欠かせない靴フェチ。3歳のとき両親は離婚したが、母親が最近ビバリーヒルズの一等地に店を構える美容院オーナーと再婚している。
 犯人像の設定、犯行動機等それなりに上手くまとめていますが、伏線は張られていませんし謎解きよりもラブコメとしてスピーディーなストーリー展開を楽しむchick mysteryです。巻を追って登場人物にはびっくりする一面が明かされていきます。
 Maddieと、男性関係が奔放な親友のDana、母親とその親友の会話には下ネタ満載で、コージーミステリーの枠からははずれます。西海岸が舞台のSax and the City 2世代バージョンとでもいいましょうか。ただし、MaddieとボーイフレンドのRamirezの気分が盛り上がって、いざ、というときには邪魔が入る「寸止め」タイプで、寝室に入ったら次の行は翌朝。ベッドシーンの具体的描写はありません。こういうタイプの小説は、主人公よりもずっと年上を読者ターゲットに想定しているようです。Maddieと親友Danaは、子分にしているゲイのMarcoとCharlie's Angels気取りで犯人探しを楽しみますし、出てくる有名スターなどが、主人公の母親世代におなじみの人達。50代以上にお薦めです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
tejas.gif

tex.gif

ストーリーの舞台、Pecan Springs はこのあたりの
架空の町で、A Fresh-Baked Mystery シリーズの舞台、
Weatherford よりもさらにメキシコに近い町です。
 シリーズタイトルA China Bayles Mystery
   
 著者Susan Wittig Albert 出版社Berkley Pub Group
 第1巻発行年1992最終(新)巻発行2011総巻数19(刊行中)
 総語数 文字サイズ小さめ
 地域設定人口15,000人の、テキサス郊外の静かな町Pecan Springs(架空)
 主人公China Bayels第1巻での年齢42
 職業弁護士をリタイアしたハーブショップオーナー
 レギュラー人物Ruby 店子・ニューエイジショップ経営者
  Laurel Wiley 時々店番をしてくれる友人
  Justine Wyzinski 大学時代同級生だった弁護士の友人 
  Bubba Harris 保安官
   
  McQuaid  元刑事で大学講師、10歳の息子Brianがいる
 ペットネコのKhat 
 英語レベル☆☆☆☆コージーとしては難しめ
              ハーブに関する蘊蓄を飛ばしストーリーだけ追うなら少しやさしくなる
 ミステリ度合い☆☆☆☆犯行動機や犯人と被害者の関係など、やや複雑
 著者サイトhttp://www.mysterypartners.com/
 シリーズ攻略法第1巻のあと、古い順に途中適当に間引いても
 ぶひママンコンプリ度合い3/17
 ぶひママンの主観的お好み☆☆☆★ ハーブに関する蘊蓄は興味深い
  ヒューストンの大きな法律事務所で弁護士をしていたChinaが、39歳をしおに激烈な出世競争の日々から足を洗い、サウナ付のコンドミニアムを売り払って夏には観光客で賑わう人口15,000人の小さな町Pecan Springsにハーブショップを開いてから2年あまり。地域にも溶け込みお得意さんも少しずつ増え、転職を後悔することはない日々を送っている。

 古い石造りの家の半分は自分のハーブショップ、残りは賃貸しRubyがスピリチュアル系の癒しグッズなどを扱うニューエイジショップになっている。Kinsey Millhoneなどの女探偵ミステリーファンのRubyとは親しく、どうしても店を空ける必要があるときにはお互いに店番を頼み合う仲。 

 ボーイフレンドMcQuaidはバツイチ・子持ちの元刑事、大学院で学び現在は犯罪学の講師、とコージーミステリとしてはちょっとインテリ度高め。というのも著者は元テキサス大学副学長、Nancy Drew シリーズのゴーストライターからミステリ作家としてデビューした人です。

 高学歴の作者が書くミステリは、どうしても語彙レベルが高いことが多く、このシリーズも例外ではないようです。シラブルが長い、いわゆる難単語ではないけれど、他であんまり見かけないなぁ..という単語がよく出てきます。また語彙レベルが高い方が、ミステリとしても凝ったものになる法則もあるようで、被害者と犯人の人間関係が複雑に絡み合ったり、犯行動機もシンプルな個人的怨恨よりももう少し社会性があったりして楽しめます。

 ハーブにも造詣が深く、文中ハーブの効能についての記述も豊富で、古くからの言い伝えに近いようなものにまで触れて興味深いです。特にハーブに興味があってこのミステリを読む方は、著者サイトからメルマガAll About Thyme を購読しても楽しいかも知れません。英語レベルがかなり高いですが..
 Robin Paigeの名義でビクトリアン・ミステリも書いています 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



 シリーズタイトルA Fresh-Baked Mystery
  お料理名人の事件簿シリーズ
 著者Livia J. Washburn出版社Signet
 第1巻発行年2006最終(新)巻発行2009総巻数4
 総語数☆☆☆ 70,000〜文字サイズ大きめ
 地域設定テキサス州 Parker郡 Weatherford
 主人公Phyllis Newsom第1巻での年齢60代後半
 職業元歴史教師、現在は退職教師専門の下宿オーナー
 レギュラー人物Dolly Williamson 元高校の校長、教育長。みんな頭が上がらない
  Carolyn Wilbarger 下宿人、元教師、Phyllisのケーキ作りのライバル
  Eve Turner 下宿人、元国語教師、離婚歴4回
  Sam Fletcher 唯一の男性下宿人、元歴史教師・バスケットコーチ
  Mike Phyllisの息子、保安官助手 Sarah 妻 Bobby 息子 
   
   
 ペットいない
 英語レベルコージーミステリの中でもとくに平易
             年配で元教師の登場人物が多いので、スラングは少ない
 ミステリ度合い☆☆TV2時間サスペンスレベル
 著者サイトhttp://www.liviawashburn.com/
 シリーズ攻略法どの巻からでも始められます
 ぶひママンコンプリ度合い2/4
 ぶひママンの主観的お好み☆☆☆
  元歴史の教師だったPhyllisは、子どもが独立し夫も亡くなって1人では家が広すぎると感じて、退職した教師専門の下宿屋を始めた。

 趣味は料理とケーキ作り。地元のコンテストにもよく参加するが、下宿人のCarolynが手強いライバル。元教師だった経歴から、学校の資金集めの行事に協力してケーキを出品することも多い。そんな町の行事で事件が起きると、息子が保安官助手をしていることもあって事件調査に首を突っ込む羽目になる...
 下宿人は女性限定のつもりでスタートしたが、退職教師達の誰もが頭の上がらない元教育長に頼まれ、妻を亡くした元歴史教師・バスケットコーチだったSamにも部屋を貸している。唯一の男性下宿人として力仕事などを引き受けてくれるSamはPhyllisに好意的な様子だが、離婚歴4回でまだまだ男性には積極的なEveの態度に少し気が揉めるPhyllis。

 主人公とその仲間が60代中心という、高年齢の設定が異色。それだけにスリリングでハラハラするシーンの少ないユーモアミステリですが、事件を調べていく経過で、それぞれ現役時代には苦労もあったことが分かり、みなが今の平穏な生活を喜び大切にしている理由が分かります。それぞれ以前の職場でのボランティア活動も引き受けているので、地域の小学校・中学・高校の様子も描かれ興味深い。

 このシリーズの一番の魅力は英語のやさしさ。いくら語彙レベルが低くても、会話部分にくだけた慣用表現やスラングが多いと日本人には分かりづらいもの。その点、元教師達の会話はきちんとした英語が多く、学校英語中心で学んできた人にも入りやすいペーパーバックといえるでしょう。
 
 
 
 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
tejas.gif

 
tex.gif


 
ストーリーの舞台は、実在のWeatherford です。
A Peach of a Murder: A Fresh-Baked Mystery 
A Peach of a Murder: A Fresh-Baked Mystery
Livia J. Washburn / Signet (2006-10-03)
Amazonの価格:¥ 595 / 紀伊國屋書店の価格を調べる

☆☆☆☆
YL 5.8 〜 6.5  
総語数 70,686語(概算)
 

シリーズ第1巻

 Phyllisが住む Weatherfordは桃の名産地。毎年夏には盛大なピーチフェスティバルが開催されます。今年こそ料理コンテストで優勝しようと意気込んで、特製のピーチコブラーで参加したPhyllisですが、審査委員長がそれを口にしたとたん急死してコンテストはお流れに...
 
 自分への疑いを晴らすためには真犯人を突き止めるしかありません。おりしも町では桃園オーナーの事故死や高校の美人教師が車にひかれる事件も起きていて、平和な生活が脅かされています。 Phyllisの息子は保安官助手ですから、ちょっと捜査情報をリークして貰ったりして、推理を重ねます。

  Corinne Holt Sawyerの、高級老人ホーム〈海の上のカムデン〉を舞台にしたシリーズはもう原作が入手できなくなって残念ですが、2匹目のドジョウ狙い?の高齢者グループホームものです。レギュラー登場人物たちは引退しているとはいえ、ボランティア活動で学校とのつながりはありますから、小学生のママさんとか30代の登場人物も出てきますし、様々な学校行事も紹介されるので、中高年以下の年齢層の方にも楽しめないことはないでしょう。とにかくやさしいですし。

 ピーチコブラーについてはこちら
桃のデザートには隠し味 [お料理名人の事件簿1] (ランダムハウス講談社文庫) 
桃のデザートには隠し味 [お料理名人の事件簿1] (ランダムハウス講談社文庫)
リヴィア J ウォッシュバーン / ランダムハウス講談社 (2007-12-01)

シリーズ第1巻の翻訳

 日本語は、語尾で言葉遣いの雰囲気がかわります。元の英語にはない要素ですから、この部分は翻訳者の独創にまかされることになります。上手な翻訳者は、登場人物それぞれの言葉遣いに統一感を持たせ、個性を与えます。本書は、翻訳臭くない読みやすい訳文ですが、話し言葉の語尾の統一感に少し物足りないところがあり、どれが誰のセリフなのかちょっと区別がつきにくいような...
 1  |  2 

カテゴリ