なぜTOEICが受けたくなるのか?

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goldfish-bowl2.jpg2010/08/01 日曜日

なぜ多くの人がTOEICの
点数を気にするのか?に
ついて、西澤先生は次の
ように分析しておられます。







自らの英語運用能力に自信を持てない多くの
人は、自己評価できるようになるまで、なんら
かの測定指標で、自らの進歩を測りたいと思う
のが自然です、と。

確かに、間違った学習方法をとってちっとも力
がついていないと時間が無駄だから、ある程度
勉強が進んだ段階で、効果があったかどうか?
確かめてみたくなる気持ちはわかります。


う~ん、でもね、テストって結局は良い気分には
ならないものなのが宿命ではないでしょうか?
思いの外良い点数が取れて嬉しかった、と
いう人もいるでしょうけれど、予期していた
ほどの点数でなかったとき、この方法で続
けていいのか?と悩むことになります。


試験が、正確に英語力を測定してくれるもの
なら、点数が向上しなかったら学習法は変え
た方が良い、と結論できます。

しかし言語能力は、テストで数字化すること
がとても難しい。まあ服装のセンスをテストで
測ろうとするよりは、計測可能性が高いだろう
けど、という程度のものです。

テストの点数に反映しない英語力はいくら
でもあります。

紋切り型の無機質な表現から抜け出て、状況
に合わせてきちんと/くだけて表現できるように
なった、とか登場人物の表向きのセリフに隠さ
れた本音が読みとれるようになったりしても、
そういう能力は試験の点数にまず反映されない。

だって、そんなニュアンスのある英語はテスト
に出てこないもの。ニュアンスを感じられるか
どうか?ということは、その言葉ができる、と
いえるかどうか?の判定においてとても大切
なことなんですけどね。


だから、本当はずいぶん進歩している部分が
あるのに、それがテストで測定されない分野
だったために自分の進歩に気づかず、もっと
続けていればいいことを中断して、英語学習法
ジプシーになる危険があります。

現実に、日本には英語学習法ジプシーだらけ
だからこんなにたくさん英語参考書が発行され
るんだと思いますよ。こんな国、他でみたこと
ありません。異常です。

間違った方法を続けて時間を失うことを怖れる
あまり、ジプシーになって成果を出せない人、
とか、正しい方法論を探そうとしてそれに時間
を費やし、ちっとも英語そのものに触れていない
人をたくさん見かけます。


また、テストは競争ですから、負けるのは面白い
はずがありません。面白かったらマゾヒストで、
そんなの変態です。あなたが正常な人間である
限り、どうしても良い点数が取りたくなります。

その結果、英語力の向上を確認するために受
けるはずだったテストなのに、テストの点数を
上げるための勉強をするようになりがちです。

点数を上げるための勉強を続けても、英語が
使えるようにはならないことは、みなさんよく
ご存じのはずです。


ですから、○○点ないとリストラされる、とか
○○点あれば手当が出る、推薦を受けられる、
などの明確な利益が供与される場合
を除いて、
わざわざ好きこのんでTOEICとか英検とか受け
ることはないと思います。


じゃあ自分の進歩をどうやって測るの?と
いう問題が残ってしまいました。次の記事を
待って下さい。



テストなんて受けたくないのが正常じゃない?、のぽちっ

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コメント(5)

ふたたび、こんにちは〜。

杏樹さんと私が言いたかったこと、これなんです。
進歩をはかる方法ってTOEICなどのテストだけでないし
多読ならまずは語数や冊数の記録をみて
こんなに読んだんだ〜と自分に感心して
以前読めなかった、読みにくかった本がさらっと読るのに気づいて
おおおお!と自分に感動することができると思うんです。

多読のいい所って、たとえ読むペースが落ちても
たとえ中断したとしても語数は減らないところで
前にだけ進んでいるんだというポジティブな刺激を
自分だけで享受できる、数少ない方法だと思うんです。

同じように何か数をこなしていく方法
例えば、単語帳や文法書などもありますが
これらはどうしても正誤にこだわりがでてしまいますし
その本の正誤が、広い英語の意味としては
必ずしもその基準だけにならないことの方が多いです。

TOEIC、TOFLE、英検とありますが
なぜか日本ではTOEIC人気が高くて不思議です。
韓国もTOEICは大学生の必須事項なのですが
企業へのエントリーシートに点数を書くのみの利用で
軒並み高得点のその点数から、企業も英語能力をみるのでなく
単にノルマを達成する能力があるかどうかのみの判断で
英語の能力そのものは、英語での面接でみるそうです。

だからこそ、自分の進歩を確かめたいという理由でだけなら
海外でも評価されていないTOEICに安易に飛びつくのではなくて
自分が何をしたいのかをはっきり再確認した上で
それに必要とされる能力を測れそうなモノを継続することで
進歩の具合を確認していくのが理にかなっていると思うんです。

私もTOEICも英検も受けたことがありますが
TOEICの呪縛にはかかりませんでした。
私はずっと英語をGEOSで学んできたので
定期的なカウンセリングで、長期目標、短期目標、方法を話し合い
進歩は私自身ではなかなか実感できなくても
まわりにいる講師やクラスメートが評価してくれましたし
多読を始めてからは相乗効果でどんどん話せる感覚が掴めて
完全趣味の1つとして確立してしまいました。

同じように語学学校は多々あるのですが、定期的に試験を行い
その結果をもとにカウンセリングするタイプのところでは
講師が細かく生徒のことを理解していないのだな〜と
そのコメントやアドバイスから感じてしまいました。
そういう学校では、自宅学習の方法は個人任せが多く
いろいろな教材に手を出しては途中で放棄を繰り返す人が多いです。

半年前から韓国語を習っているのですが
作文が宿題になることも多くなってきて楽しいので
最近ブログを始めました。
基本的な短文を適当にくっつけているので、間違いだらけです。
スペルの打ち間違えも多いし、そもそも間違って覚えてるのもあります。
でもきっと、1年後2年後には笑えるネタになってると思うんです。

個人が添削し合うサイトもあるのですが
突っ込みどころ満載な状態からの参加では
書くということそのものがしんどくなりそうです。
教室の先生の添削も、あとの楽しみにするからと断りました。

ちなみに今の目標は、韓国語のブラインドタッチです。
練習したらきっとすぐだと思うのですが、そうではなくて
ブログを書くことで自然に覚えたいのです。
その頃には、もう少し表現が広がっているといいな〜。
ではでは〜。

 こんにちは。こちらにははじめて書き込みます。先日200万語を超えてペーパーバックに手が届くようないなったあさひと申します。
 「なんで試験を受けたくなるか?」という理由のひとつに「先生が勧める」と言うのもあると思います。私は以前韓国語を習っていましたが、その先生が執拗に検定受験を勧めました。私は「お金を出して日曜日をつぶして試験を受けに行くなんて信じられない」としばらくは無視していました。しかし、何度も言われると、ひょっとして先生の方が上達を確認したいのか、どの分野が強いか弱いかを見たいのか?と思うようになりました。それで、過去問題集を買ってきて時間内に解き、「書き取り○点、聞き取り○点・・・で○年度の○級に合格しました」と報告しました。すると「なんで合格できるのに会場に行かないの?信じられない!」と言われました。
 ・・・これは単に先生の信念なのか、それとも業界全体で試験制度を守らねばならない空気があるのか・・・とまで考えました。そういえば韓流が騒がれたころ、NHKの販売数や検定受験者数がニュースになりました。試験の受験者数というのは業界の活力を測る指標になっていて、先生方はその制度を守りたいと考えるようになるのかもしれません。個人で生徒の実力試験を作るのは大変ですし・・・
 教え方は私のニーズと合っていた先生なので、それ以上無視することもできず、なんとなく定期的に試験を受けるようになりました。先生は、何も試験勉強をしないで気軽に受けに行けばいい、という主義でしたが、私はそんなことできませんでした。あとはぶひママンさんのお書きになったとおりの展開で、楽しい韓国語読書やドラマの時間を減らしてつまらない試験勉強をするようになりました。そして結局、どうせ「つまらない試験勉強」に時間を使うなら、会社で手当ての出る「○○士」を受けよう、と韓国語はやめてしまいました。
 先生に責任転嫁するつもりはありません。学生時代、英語はさんざんでしたが「英語が嫌いなのではなく英語の試験(試験勉強)が嫌いだった」ことに気づかなかった自分が悔しいのです。教室によっては試験の団体割引があるところや、「半年で検定○級合格」をうたっている所もあるとききます。
 学生時代に英語(の試験)が嫌いだった方は、先生や周囲がなんと言おうとそんなものに振り回されないで欲しいと思って長々書きました。

 冒頭にも書いたとおり、理解度は低いながらもPBを読めるようになり、好きなミステリシリーズの最新刊を翻訳出版前に読むことも夢ではなくなりました!こんなにはっきり効果が見えることって、他にはあまりないですよね^^これも、韓国語をやめて「ミステリではじめる英語」を手に取ったからだと思うとちょっと複雑な気もしますが、いまはとってもHAPPYです。

ひまぞさん、こんにちは。


丁寧なご説明ありがとうございます。
ただ、ひまぞさんが「多読のいいところ」としてあげていらっしゃる点を、
「いいところ」だと思えるためには、自分自身への信頼が必要じゃないかな?
と思うようになっているのです。


「以前よりすらすら読めるようになった」という自分の感触を、進歩の
バロメーターとして認められる人には良い方法になる多読も、自分への
信頼がなくて、何でも他人に評価して貰わないと安心できない人には、
雲を掴むような効果があるかどうかが不安なやり方、と受け止められて
しまうのではないか?そんな思いがしています。

韓国ではTOEICをノルマ達成能力の判断に使う、という表現わかりやすい
ですね。私はドーピング能力を見る、と書きましたが、これは酒井先生周辺の
人にしか通じにくい...
ビジネス、特に文系出身の人が配置されるような業務にはノルマ達成能力が
とても大切ですが、TOEICはそれを見る物差しとしてかなりイケてますから
企業にしてみれば活用しない手はないだろうと思いますよ。
日本の企業は体裁を張りますからいわなくても、韓国は直裁にいう面が
ありますからね、やっぱりいいますか。


これからは勤務先が明日アメリカ企業になるか中国企業になるかわからない
時代ですから、自分の価値基準を確立しないとボロボロになる心配があると
思うんですよね。TOEICの良し悪しよりも、自ら自信をもって自分の進歩を
測れない人の行く末を心配しています。


韓国語のブラインドタッチって、ハングルをタイプするんですか?

 あさひさん、ご来訪ありがとうございます。


先生が勧める、なるほどねぇ、あり得ますね。
ただ、先日小さな英語教室の先生が、「明日は英検で1日つぶれる..」と
嘆いていらして、塾のお教室を会場にしての団体受験も(規模の大きいところは
知りませんが、個人塾規模では)、キックバックとかあるわけではないらしく、
英検主催団体は、個人塾のマンパワーを搾取していると怒ってらした。


あそこの塾なら、よそに行かず塾のお教室で英検が受けられるのに、
お宅は不便だ、といわれることを怖れて、休日にただ働きをして特設会場
として試験を実施しているらしいです。


学校は授業をしてさえいればそれっきり、の面がありますが、塾は成果を
求められますし、受験塾なら東大何人・京大何人..と宣伝しますし、
語学塾だと、◎級何人とかの成果が欲しいのかもしれませんね。


うちの会社が社員全員にTOEICを強制するのは、TOEIC主催団体が
会社のお得意さんだからで、資格を取るよりも受験することが重要なん
です、とおっしゃっていた方もいて、お得意さんを逃がさないために受け
させられている人もいるらしい。世の中裏の裏まであるから、TOEICで
英語力を測ることで適切かどうか?だけでは済まないらしい...


日本では英語を使う機会が少ないのが現実ですし、試験されない英語の
世界がありませんから、「英語が嫌いなのではなく英語の試験(試験勉強)が
嫌いだった」ことに気づかない人は少なくないでしょう。私もこれだけ生きて
きて、まだ外国人に道を聞かれたことがないですもの。英語といえば必ず
習う、「駅までの道」の説明は何だったのか?(笑)


大きなスーツケースを持って、京浜急行三浦海岸行き特急に乗ろうとする
外国人2人連れに、「この電車は羽田に行きませんけど」と出しゃばって
教えたくらい。横須賀の基地に戻る人でした。


紆余曲折があったにせよ、ペーパーバックが読めるようになって良かった
ですね。本が読めるようになりたかったら、本を読むことが一番近道
なんだと思います。泳げるようになりたかったら、プールに行く以上に
効果的な方法がないのと同じで、ごく単純な原理だと思います。


韓国語は、日テレなんて昼間は全部韓国ドラマですものね、韓テレと看板
変えた方が良さそうなくらいドラマがものすごくたくさんあるから、ある程度
基礎ができていたらドラマを見るだけでもマスター出来たりしないでしょうか?
ちょっとやって見たい気分もするこの頃です。

まりあさん、こんにちは〜。

たしかに信頼というか、自分の明確な意思のありかがわからないと、他人の評価が必要になってくるのかもしれません。

先日のカウンセリングの講習で、抱える問題には2種類あって1つは知的レベルの認知的問題、もう1つは感情的レベルの心理的問題と再度言われた時に、掲示板でのすれ違いを思い出しました。建設的に話し合おうとう人達はすでに自分の中でTOEICの位置を確認済で、方法模索段階に進んでいるからこそ、認知的問題として捉えている。でも杏樹さんや私はそこに心理的な問題をクリアしきれていない何かを感じるから、まずはどうしてTOEICなのか、英語で何をしたいのか、まずはそこを考えてみましょうよと勧めている。前者の解決率はほぼ100%、後者の自己解決率は10%と格段に差があるのは、何をしたいかと決めることは何を捨ててもいいのかと同じで、捨てるのは本当に大変です。(今、部屋の整理を本格的にするため本を読んだりして、実感している。)

企業でのTOEICは、学校受験や資格試験と同列で、仕事をするに当たって要求されている点数を取れるかどうかのみで、そこに至るプロセスもその点に見合った内容の能力も実は求めていないのではと思ったりします。だからこそTOEIC高得点を取っていながら海外と取引する部門に配属になる際は、2週間とか1ヶ月とかの集中語学研修が用意されている・・・。

就職に有利な国家資格の受験で、きちんとその分野を勉強していたら合格できるから試験対策はしないという人がたまにいるのですが、大抵苦戦しています。何年も失敗している人もいます。そういう無駄なこだわりをするよりも、まずは試験対策をしてでも合格して、その仕事をしてもいいよと認可してもらうことが大切なのでは? 就職してから本当に必要とされる知識や技術は、試験とは無関係とは言いませんがより実践的でまた別物だと思うんです。

ハングル、タイプしてますよ〜。ハングルキーを覚えるのに、シールをPCに貼りました。見た目は韓国製PCのようです。(笑) 日本語のように変換がないので慣れると本当に速く打てそうなのですが・・・。が・・・。英語でrとlか迷うように、韓国語でも子音で苦労しています。フランス語ようにリエゾンになっていくのもあって、APE が AP-E か A-PE かわからないと打てません。

あさひさんの書き込みを読んで、韓国語でも英語のようなことがあるんだ・・・と悲しくなりました。韓国語教室の皆さん(おばさま中心ですが)、大好きな俳優さんや歌手のことをいつも熱く語っていて、かなり会話はできるのですが読み書きできません。学校で習う時にも最初はしぶしぶだったらしいのですが、ファンレターが書けるようになるよ、ネットが読めたら新しい情報が手に入るよと言ったら、俄然やる気になったそうです。(笑) 続けていくことができてはじめて、語学は身につくものだと思うんです。その目標設定が、明確にあるならそれでいいと思うし、特に何もなくて試験好きノルマ好きなら試験でいいのかな、と。いずれその能力を生かして就職をと考えるのならば、その時が近くなってから検定を受けるでいいのかなと思ったりします。

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